アツいまちサミット

環境省後援「第10回アツいまちサミット2023」が開催されました!

2023年6月10日(土)に環境省をはじめ各県、各市の後援のもと、日本の歴代最高気温を記録した5都市である浜松市(静岡県)・熊谷市(埼玉県)・四万十市(高知県)・多治見市(岐阜県)・山形市(山形県)が、株式会社伊藤園(共催)と株式会社沢屋(協力)と共に「第10回アツいまちサミット2023」を開催しました。

暑さ対策先進都市として各地の暑さ対策の発表を行うとともに、涼しいまち軽井沢の沢屋(長野県軽井沢町)が参加し暑さ対策の提案を行いました。また、JR駅ビルの取り組みについて、アズ熊谷とエスパル山形からも発表されました。

各都市の環境資源を活かした「100万人に届ける!わが町の暑さ対策!」アイディアが盛りだくさん

昨年は熊谷、浜松、四万十、多治見、山形のアツいまち5都市の合計人口約100万人に、暑さ対策のアイディアを共有するというものでした。
今年度はそんな『5つのわがまち』で共有された暑さ対策のアイディアを、自分たちのアツいまちだけでなく、日本全国へ届けるというコンセプトで進めていきます。

5つのわがまちも、地域資源を活用した暑さ対策に磨きをかけます。

■浜松市:「どうする家康」×「こども取組み」で今年ならではの暑さ対策を

アツいまちサミットへの参加が3年目となる浜松市。2023年は大河ドラマ「どうする家康」で注目されていることを活かし、「こども取組みの継続」と「中心市街地でのPR」を主旨とする活動を発表しました。2022ワールドカップに続き、大河ドラマ「どうする家康」で盛り上がる浜松駅前でリアルイベント「浜松まちなか~戦国水てっぽう射撃合戦~」を実施するほか、10年間継続している「アツい!企業連携ゴミ拾い活動」も引き続き行い、浜松市の活動を全国に向けてプロモーションしていきます。

■四万十市:SNSやイベントを通じて全国に四万十・西土佐地域の暑さ対策を発信!

四万十市は2023年、SNSやイベントを通じて全国に暑さ対策を発信することを目標としています。四万十市の小中学生に食育・暑さ対策について学んでもらえるよう、米ナスを使った給食とリーフレットの提供を行ったり、名物米ナスをふんだんに活かした8月の「ナスフェス」を今年も開催するなどの取り組みを行います。また、米ナスInstagramハッシュタグキャンペーンや、西土佐地域の飲食店で美味しい米ナス料理を提供する「ガブッと米ナスキャンペーン」も実施します。
さらに、高知県立中村高等学校西土佐分校×アツいまちのコラボ施策として、道の駅で販売する米ナスを使った新メニュー開発に高校生が挑戦し、様々な取り組みで四万十市の暑さ対策を発信します。

■多治見市:「めざせアツまちマスター!アツいまち多治見の30のクエスト」暑さ対策を楽しく習慣化

多治見市では2023年も継続して市民の暑さ対策アイディアを共有する「暑さ対策博覧会」を開催し、暑さ対策の発信を目指します。そして、今年は新たに「めざせアツまちマスター!」として暑さ対策を楽しく習慣化する取り組みをスタートします。日常でできる暑さ対策をクエスト依頼書にして、30日分掲載し、クエストを達成した方には景品が贈られます。掲載内容はアツいまち公式サイトや多治見市のメディアなどで順次発信予定です。また、多治見の子どもたちの暑さ対策アイディアコンテストを実施し全国に発信、暑さ対策に日常的に取り組むまちとして目標とされるよう更に磨きをかけていきます。

■山形市:山形から日本全国に届ける暑さ対策―五感で感じる山形―

山形市は、前回好評だった郷土料理「水まんま」を活用した「水まんまコンテスト」を今年も開催します。集まったオリジナルメニューをInstagramで全国へ発信します。さらに、涼しい場所や涼しく感じる食べ物やモノもまとめて「クールスポット」として募集し、Instagramで発信していきます。また、今年から新たに山形大学SDGs推進室との連携施策として、大学生が考える体感マイナス10℃空間で「五感で感じる山形」を山形駅前で実施(8月5日)します。この空間で風鈴の絵付け体験やシーグラスのつかみ取り・加工、水まんまの提供、水鉄砲など山形の自然を活用したイベントを開催したり、今年から新たに企業・学生と連携した「暑さから考えるSDGsワークショップ」も実施します。

■熊谷市:地域資源を活かして「日本全国へ届ける!熊谷の暑さ対策」

熊谷市は、「地方公共団体における効果的な熱中症対策の推進に係るモデル事業」として「クーリングシェルター」の実施を発表。また、昨年度好評だった小学生向けの「あつさたいさくコンテスト」や、地域資源である星川を活用した「星川グリーンカーテン事業」として「スイカ、米ナス、きゅうりの栽培」を引き続き実施します。さらに、「デジタルサイネージによる暑さ対策啓発」施策として、株式会社伊藤園の自販機のデジタルサイネージに、熱中症警戒アラート発表時にサインを表示し、暑さ対策を推進していく施策も市内9か所の自販機にて実施します。

■沢屋(軽井沢町):「涼しいまちからアツいまちへ」むぎ茶を使用したオリジナルレシピを提案

今年初めての参加となる、避暑地として有名な長野県軽井沢町の沢屋からは、「涼しいまちからアツいまちへの提案」として、軽井沢町と沢屋に関しての紹介がありました。

軽井沢町は標高1,000m、人口2万人に対して年間観光客800万人を迎えている観光都市です。昨年度の年間の最高気温は32℃、最低気温は-14℃、年間平均気温は8.8℃と涼しいまちにふさわしい気候となっています。

沢屋はジャムの専門店として昨年70周年を迎え、国産で無添加のジャムを60種類以上販売しています。今回株式会社伊藤園とコラボし、むぎ茶とむぎ茶の粉を使用したオリジナルレシピを開発しました。

くわしくはこちら> https://www.itoen.jp/mugicha/recipe/

暑さ対策の重要性について黒沢医師からコメント

<上尾中央総合病院 黒沢哲生 医師>

これからの季節は、暑さ対策に注意が必要です。特に、暑さを感じにくい高齢者や体温調節機能の未熟な乳幼児は十分な暑さ対策をしてください。また、マスク着用時はのどの渇きを感じにくくなり、体に熱がこもってしまうため、注意が必要です。

暑さ対策には、水分だけでなく体の健康維持に必要なミネラルも大切なため、飲料としては伊藤園「健康ミネラルむぎ茶」がおすすめです。また、効率的に水分補給をするためには、こまめに飲む「点滴飲み」を実践してください。

伊藤園は共催として今年も参加!

アツいまちサミットに伊藤園は共催として参加。伊藤園は「健康ミネラルむぎ茶」を通して、暑さ対策における先進5都市とともに、日本の暑さ対策を考え、取り組んでいきます。

黒沢医師のお話の後、各都市と中継を結び、暑さ対策として、「健康ミネラルむぎ茶」を全員でミネラルゴクゴクしました。

最後に、各チームが考えたアイディアをこの夏に5都市(浜松市・熊谷市・四万十市・多治見市・山形市)で実施することを『アツいまち共同宣言』として採択し、「第10回アツいまちサミット2023」は閉幕しました。