安全・安心への取り組み
放射性物質検査の実施
当社では、製品の原料から製造、流通に至るまで一貫した品質管理体制を構築し、製品の安全性確保に努めております。
2011年の福島第一原子力発電所の事故以降は、原料ならびに製品に対する放射性物質の検査体制を組み入れ、お客様により安全・安心な製品をお届けする取り組みを進めてまいりました。
2012年4月より適用された食品中の放射性物質の基準に対応すべく、新たな検査機器を導入し、品質管理体制の再構築を行いました。
お客様への安全・安心をこれまでと同じようにお届けするために、製品の安全性確保に取り組んでまいります。
安全性について
原材料と製品の安全性を確認するために、検査機器は基準値に応じて、ゲルマニウム半導体検出器とNaIシンチレーション式オートガンマカウンターを使い分けています。
- ドリンク製品の検査
- 安全性が確認された原材料を使用し、製品に使用する水(純水または天然水)とドリンク製品は製造ライン毎に毎月検査を実施して安全性の確認を行っています。
- 茶葉製品の検査
- 使用する原料については、国、自治体等から情報を入手し、安全な原料を選定するとともに、地域や頻度等を定めた上で自社で検査を行い安全性の確認を行っています。
使用する放射性物質検査機器
- ゲルマニウム半導体検出器
-
基準値が10Bq/kg 以下または50Bq/kg以下の食品、主として飲料製品、飲用茶(抽出液)、使用水、牛乳、乳飲料の検査に用います。
ゲルマニウム半導体検出器による検査風景
- NaIシンチレーション式
オートガンマカウンター -
基準値が100Bq/kg 以下の一般食品、茶葉(荒茶、製茶)の検査に用います。※ Bq = ベクレル
NaIシンチレーション式オートガンマカウンターによる検査風景
トレーサビリティの確保
緑茶製品(飲料・茶葉)では、お手元の製品に印字されている賞味期限などの情報から、製品の製造状況や、使用された茶葉の栽培状況まで確認できる仕組みを確立しています。
その他の製品につきましても、製品の印字から、製品の製造状況や使用原料の情報を知ることができます。
使用する原料には、海外で生産されたものもありますが、これらにつきましても、各調達先との緊密な情報交換や、担当者自ら現地に赴き、記録を確認することで、トレーサビリティーが担保されていることを定期的に検証しています。
トレーサビリティとは
原料から販売までの各段階で、仕入先、販売先、生産、製造状況などの記録をとって保管・管理することで、食品の生産履歴を追跡・調査することができるシステムです。
万一、食品に問題が生じた場合、食品の生産履歴をたどることで、速やかな原因解明と対応を可能にします。
- アビリティ
- 能力
- トレース
- 追跡する
- トレーサビリティ
- 追跡可能な状態
追跡可能性
緑茶飲料の基本的流れ
ウーロン茶ティーバッグ製品への対応
農薬管理が確認できる茶葉のみを原料として使用します。残留農薬検査を強化します。